穴水高2年生約40人は25日、同校で栽培に取り組んでいる奥能登産の原木シイタケ「のと115」を収穫した。特秀品の「のとてまり」1箱(8個入り)が26日、金沢市中央卸売市場で競りに掛けられる。
のと115の栽培は7年目で、今季はすでに3回、地元JAなどに出荷しており、この日は金沢での初競り用に20個を収穫した。そのうち8個がかさの直径8センチ以上など、のとてまりの基準を満たした。
生徒代表8人は26日、金沢市の近江町市場で、のと115入りのキッシュ200個を販売する。のとてまり委員の廣野裕貴(ひろのゆうき)さんは「全員で大切に育てた。おいしく食べてもらえるとうれしい」と期待した。
栽培に協力した農業高森正治(まさじ)さん(62)によると、今年は例年に比べて収穫量が減っており、「あと1週間あれば、のとてまり級も増えた」と話した。