観光庁の田端浩長官は2日、能登町の農家民宿群「春蘭(しゅんらん)の里」を訪れ、多田喜一郎事務局長や持木一茂町長らと懇談した。田端長官は外国人観光客の体験内容や修学旅行生誘致の動きに関して「都会暮らしの人にとって貴重な体験の場だ」と評価した。
春蘭の里は、1月28日の通常国会初日、安倍晋三首相の施政方針演説で「50軒ほどの農家民宿には、直近で1万3千人を超える観光客が訪れた」と、観光立国の好事例として取り上げられた。
農家民宿の一つである多田さん方でいろりを囲んだ田端長官は、農家の収入向上や若者の働く場をつくりたいとの活動目的について説明を受け、「外国人にはどんな料理を出しているのですか」などと盛んに質問した。