■氷見市がARゲーム制作
氷見市は新年度、市出身の漫画家、藤子不二雄(A)さんの人気キャラクターが登場するデジタルゲームを制作する。人気ゲーム「ポケモンGO」のようにスマートフォンを使ってキャラを集める想定で、市は「まちなかの散策を楽しむきっかけにしてほしい」と準備を進めている。
市が藤子スタジオや小学館集英社プロダクションと連携して進める「まんがのまちづくり」事業の一環。
ゲームは専用のアプリをダウンロードして楽しむ。中心街に実際にあるポイントにAR(拡張現実)を活用して登場させるキャラを集めるという趣向で、専用のスタンプラリーシートに書かれたヒントを基に探す。
キャラの出現ポイントは、中心街の湊川に架かる「忍者ハットリくんカラクリ時計」を起点に、市漁業文化交流センターへ続く「まんがロード」の約900メートルを中心に設定する方針だ。完成時期は未定。
新年度はこのほか、中央町の潮風ギャラリーに記念撮影が楽しめるフォトスポットを設置。上庄川河口近くで架け替え工事中の「北の橋」の親柱に、藤子(A)キャラクターのモニュメント4体を設置することも計画している。
林正之市長は12日、新年度予算案発表の記者会見で「まんがロードの整備を進め、ひみ番屋街から中心市街地に観光客を誘導し、活性化につなげたい」と話した。