茅野市内の和食店の弁当を品定めするアニメ同人誌販売会来場者ら

茅野市内の和食店の弁当を品定めするアニメ同人誌販売会来場者ら

長野県 伊那路 祭り・催し

アニメファンに「聖地」紹介 茅野で初の「フェスタ」

信濃毎日新聞(2019年3月25日)

 茅野市や諏訪郡原村のアニメファンらでつくる「じげんの橋プロジェクト」は24日、同市北山のリゾートホテル蓼科で、茅野市周辺のアニメの舞台などを紹介する「じげんの橋フェスタ」を初めて開いた。同ホテルで都内の任意団体が開催するアニメ同人誌の即売会に合わせて企画。八ケ岳山麓はアニメファンが作品の舞台をたどる「聖地巡礼」が盛んで、県内外から訪れた人に、舞台を記載したチラシを配り、地元の食べ物を販売した。

 プロジェクト代表で茅野市の公務員竹上賢吾さんが即売会を誘致。会場隣のスペースで、競技マージャンに打ち込む女子高校生を描いた漫画「咲―Saki―」に登場する八ケ岳山麓のスポットや、霧ケ峰や車山、諏訪大社など他のアニメの舞台となった名所の写真入りのチラシを配り、アニメファンの目を引いた。地元の日本酒や和食店の弁当も販売。ケーキなどを販売したプロジェクト一員の焼き菓子店代表金子佳枝さん(42)は「来場者には若者が多く、若い世代に地域をアピールする良い機会だ」と話していた。

 プロジェクトは八ケ岳山麓で聖地巡礼ツアーを主催していた茅野市観光協会の解散を受け、昨年12月に発足。今後もフェスタを企画するという。

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