魚津市の海岸で17日、上位(春型)蜃気楼(しんきろう)が観測された。射水市の新湊大橋の両端が「Z」のように変形して見えるなど、多彩な変化が見られた。魚津埋没林博物館は、見え方を5段階(A~E)のCランクとした。今シーズンの観測は4回目。
新湊大橋は両端の「Z」が2重、3重になったり、海面が伸び上がって埋もれたように見えたりと、刻々と変化。富山市方面などでは地面が盛り上がってバーコード状に見えたほか、船や波しぶきが上下に反転して伸び上がり、大きく見えた。
午前8時すぎから午後まで長時間にわたって変化が続き、観測スポットの「海の駅・蜃気楼」は大勢の人でにぎわった。