魚津市の魚津漁協(油本憲太郎組合長)は、同市三ケの魚津水族館に隣接する無料休憩所に「魚津丸キッチン」を整備した。加工品の試作や販売、調理体験教室などを行う。28日にプレオープンし、自慢の味の販売を始めた。5月5日まで。本格オープンの日程は今後詰める。
魚津の漁業の魅力を発信する「魚津丸プロジェクト」の一環で、3月から整備を進めた。2月に市内で営業を始めた「魚津丸食堂」などと合わせて漁業振興につなげる。
客層や商品ニーズの見極めなどを目的に、大型連休に開店。魚津バイ飯やブリのフライをトッピングしたカレー、ミギスとアマエビのすり身をパンに挟んで揚げた魚津ハトシ、ゲンゲやアジの一夜干しなどを販売した。油本組合長は施設について「漁業者や加工業者が協力して魚津の魚をPRし、漁業再生のきっかけにしたい」と話した。