白山市の美川漁港で14日、シラスの天日干しが本格的に始まり、石川県漁協美川支所の組合員が釜ゆでしたシラスを網に広げる作業に精を出した。
シラスはカタクチイワシなど白っぽく透明に近い稚魚の総称。専用の網を積んだ漁船が午前5時頃、沖合約1キロの漁場に出て、体長15~20ミリほどの約80キロを水揚げした。
組合員によると、今年の水揚げは例年より2、3日早く12日に始まった。6月初旬まで行われる。身が締まって美味といい、「美川しらす」ののぼり旗がはためく漁港の直売所に次々と客が訪れ、買い求めた。