「想い出を語る会」をPRする吉岡会長

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閉店惜しみ思い出語ろう 文苑堂書店高岡駅前店、営業終了の26日

北日本新聞(2019年5月18日)

 文苑堂書店高岡駅前店(高岡市末広町)が26日に閉店することを受け、同日の営業終了後、店内で「文苑堂駅前店の想い出を語る会」を開くことになった。同店にゆかりの深い漫画家、故藤子・F・不二雄さん(高岡市出身)と藤子不二雄(A)さん(氷見市出身)の地元ファンクラブ「Fの会」、「(A)の会」と文苑堂書店が主催し、店やFさん、(A)さんについて語り合う。

 高岡駅前店は1946(昭和21)年に開店。県西部を代表する書店として、幅広く親しまれてきた。Fさん、(A)さんとも少年時代に足繁く通い、(A)さんの自伝的作品「まんが道」にもたびたび登場する。

 3階建ての店舗2階にはドラえもんの原画やコミック、グッズが並び、「聖地」として県内外のファンが訪れる人気スポットだったが、売り上げ低迷や建物の老朽化で閉店が決まった。

 Fの会、(A)の会のメンバーでもある文苑堂書店会長の吉岡隆一郎さん(75)は「営業最終日を明るく締めくくりたい」と考え、「店の最後を見届けたい」というファンの声を受けて「語る会」を行うことになった。

 26日は、閉店後の午後7時から参加者が思い出を語り合う。吉岡会長は「閉店は残念だが、時代の流れで避けられなかった。今後は『Fの会』や『(A)の会』の活動を通じて作家や作品の魅力を伝えていきたい」と話している。

 同日午後8時半からは、Fさんが幼少期を過ごした家の跡地に建つ「定塚ギャラリー」(同市定塚町、石黒輝義館長)で二次会も企画されている。

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