魚津市体育協会が運営する総合型地域スポーツクラブ「うおづスポラ」は設立15周年を記念し、ありそドーム内にある未就学児対象の屋内遊び場を今夏にリニューアルする。遊び場の面積を広げ、図書コーナーや展示スペースを新設する。同クラブ運営委員長の澤田樹孝(しげたか)さん(38)は「気軽に出掛けられる親子の憩いの場にしたい」と話す。
屋内遊び場は、子育てしやすい環境づくりに役立てようと、魚津市が昨年6月に試験的に設置した。ウレタンマットなどが敷かれ、滑り台やシーソーなどの遊具がある。屋内キッズスペーストライアル事業と題し、無料で使ってもらいながら市民の意見を募っている。
日常の管理は市体育協会が担当。うおづスポラは、ありそドームに多くの人に足を運んでもらい、会員増にもつなげようと、遊び場拡充を決めた。
改修では約45平方メートルあるマット敷きのスペースを約61平方メートルに広げる。移動式の仕切り戸を取り入れ、冬場の寒さ対策に活用。親子や母親向けの教室を開く際にも利用してもらう。
このスペースに隣接する約29平方メートルの図書・展示コーナーに子ども向けや子育て関連の本をそろえ、作品展や観光PRなどに活用してもらう。
6月3日から工事に入り、7月上旬のオープンを目指す。改修後も遊具の充実やエリア拡大を計画しており、9月23日に同ドームで行うイベントで遊具体験などの機会を設け、市民の意見を募る。