柿の実や皮から抽出したエキス。果実酒の原料にする

柿の実や皮から抽出したエキス。果実酒の原料にする

長野県 伊那路

柿の果実酒、赤ワインのよう 喬木で商品化へ試験醸造

信濃毎日新聞(2019年6月6日)

 柿の渋みはワインの風味?―。喬木村商工会が柿の実や皮から抽出したエキスで果実酒を試験醸造したところ、赤ワインのような風味となることが分かり、関係者の期待が高まっている。柿を原料にした果実酒の商品化を目指す同商工会などのプロジェクト委員会は5日、村内で初会合を開き、11月に村総合文化祭で村民にお披露目する計画などについて話し合った。

 村商工会はこれまでにも飯田下伊那地域特産の「市田柿」を作る過程で出る廃棄物からタンニンを抽出して粉状にし、食品加工に利用。同時に抽出されるエキスにもタンニンが豊富に含まれ、活用を検討してきた。試験醸造は昨年、エキスにワイン用酵母を加えて実施。総合文化祭では180リットルを用意し、村民に試飲してもらう計画だ。

 委員会には村商工会の他、喜久水酒造(飯田市)やみなみ信州農協(同)、地元の柿農家などが参加。会合では喜久水酒造の後藤高一商品本部長が「地域の活性化につながるよう協力したい」と話した。果実酒の原料となる柿エキスの試飲もあり、委員からは「想像したよりすっきりしている」との声が聞かれた。

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