"北陸のハワイ"と称される福井県敦賀市の水島で7月3日、漂着したごみを清掃する「クリーンアップ作戦」が行われた。付近の住民らが島をくまなく掃除し、本格的な海水浴シーズンに備えた。
敦賀湾に浮かぶ水島は南北約400メートルの無人島で、透明度の高い海と白い砂浜が人気を集めている。毎年、県内のみならず中京、関西圏からも海水浴客が集まり、昨年は約3万2千人が訪れた。
クリーンアップ作戦には、地元の色浜、浦底区民を中心に各企業、団体、松陵中1年生約160人など約350人が参加した。
島には海外から流れ着いたごみや漁具の一部、流木などが散乱。参加者は火ばさみを片手に海岸や岩の隙間からごみを拾い集めた。
松陵中の生徒は「いろいろな物が落ちていて、毎年掃除をする地域の人は大変だと思った。頑張ってきれいにしたい」と意気込んでいた。
水島への渡し船は、7月13日から8月31日まで、色ケ浜と浦底の桟橋から運航する。往復で大人1200円、子ども650円。