着色剤を投入し、離岸流の強さや向きを調査する職員=内灘町の内灘海水浴場

着色剤を投入し、離岸流の強さや向きを調査する職員=内灘町の内灘海水浴場

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離岸流を調査 内灘で秒速30センチ確認

北國新聞(2019年7月9日)

 海水浴シーズンを前に、金沢海上保安部や内灘町消防本部などは8日、同町の内灘海水浴場で、波打ち際から沖合に向かってできる強い流れ「離岸流」の調査を行った。海保職員が緑色の着色剤を海に投入し、潜水士が潮の流れを調べたところ、秒速約30センチの離岸流が確認された。
 調査では緑色の着色剤を2カ所で流し、上空から小型無人機ドローンを使って撮影した。参加した長岡技術科学大の犬飼直之准教授(海岸工学)は「離岸流に巻き込まれたら海岸と平行に泳いで逃げてほしい」と話した。
 金沢海保によると、県内では昨年までの5年間で、離岸流や波が原因とみられる海難事故により4人が死亡した。

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