4分の1に切ったカボチャを二つ合わせてハート形をつくる児童。右は明和さん、左は喜田さん

4分の1に切ったカボチャを二つ合わせてハート形をつくる児童。右は明和さん、左は喜田さん

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命名「ハートかぼちゃ」 舟橋、特産化目指す

北日本新聞(2019年7月11日)

 舟橋村は特産化を進める九重栗(くじゅうくり)カボチャを「舟橋ハートかぼちゃ」と名付けて発信し、作付面積と販路の拡大を目指す。半分に切るとハートの形をしており、栗のような甘さが特徴。11日の今季の初出荷を前に、10日はハートかぼちゃを使った料理が学校給食で提供され、舟橋小学校では2年生と生産者が会食した。

 九重栗カボチャは、金森勝雄村長が14年前の就任時に農産物の特産化を呼び掛け、2008年から村内で栽培がスタートした。生産農家11人が70アールで栽培している。今季は来月中旬までに約3千個をJAアルプスを通して県内のスーパーや野菜直売所に出荷する。

 舟橋小学校ではカボチャのごまあえが給食に提供された。金森村長が「苦労して作った生産者に感謝して食べてほしい」とあいさつ。生産者の明和(めいわ)俊一さん(海老江)と喜田義孝さん(竹内)が品種などついて紹介した。児童は「甘くておいしい」と笑顔で味わっていた。

 児童たちは4分の1に切ったカボチャを二つ合わせてハートの形をつくり、金森村長や生産者と記念撮影した。

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