夕日が沈む中、燃えるネブタ=滑川市中川原海岸

夕日が沈む中、燃えるネブタ=滑川市中川原海岸

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祈りの炎、海染める 滑川でネブタ流し

北日本新聞(2019年8月1日)

 国の重要無形民俗文化財「滑川のネブタ流し」が31日夕、滑川市の中川原海岸(和田の浜)で行われ、見物客が赤々と燃える火を見て、無病息災を願った。

 わらを菰(こも)で巻いた「ネブタ」と呼ばれるたいまつをいかだに載せ、海に流す伝統行事。ネブタは高さ5メートルほどで、眠気や病気を託して火と水で消し去るという願いが込められている。

 今年は初めて参加する柳原児童クラブをはじめ、中川原、常盤町1、2区、吾妻町の各町内会や滑川青年会議所など10団体が計12基を作り、海に浮かべた。

 午後6時半ごろに次々とネブタに点火し、沖へと押し流した。流れながら、夕日をバックに「パン、パン」と音を立てて燃え、崩れ落ちた。

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