ロープウエーの滑車を見学する参加者=大観峰駅

ロープウエーの滑車を見学する参加者=大観峰駅

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ロープウエー裏側見学 大観峰駅で体験会

北日本新聞(2019年8月3日)

 「立山ロープウエーバックヤードツアー」が今月下旬に開かれるのを前に、2日に大観峰駅(2316メートル)で体験会があり、参加者が運行を支える機械室や運転室などロープウエーの「裏側」を見学した。

 ツアーは立山黒部貫光が昨年試験的に実施し、今年から本格的に開催する。体験会には関東の小中学生と保護者25人が参加した。

 参加者は、直径3.5メートルの滑車やモーターなどロープウエーを動かすための装置が並ぶ「地下機械室」を見学。ロープのバランスを保つためにつるす85トンの重りや自動化された運転室などを見て回った。

 案内役を務める大観峰運輸区の桔梗(ききょう)克彦区長(53)は「中間駅である大観峰を楽しんでもらいたい」とツアーの狙いを説明。体験会に参加した横浜市の鈴木陽奈太(ひなた)君(7)は「普段は見られない部分を見学できて楽しかった」と満足そうに振り返った。

 ツアーは8月24日、9月28日、10月5日の計3回実施する。申し込みは同社ホームページから。申し込み多数の場合は抽選となる。

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