ジビエ料理を試食する参加者

ジビエ料理を試食する参加者

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イノシシ肉いける! 新川の生産組合、ジビエ料理試食

北日本新聞(2019年8月21日)

  NPO法人新川地区獣肉生産組合(野村春幸理事長)は20日、黒部市窪野の新川地区獣肉加工施設「阿窪の森工房」で、イノシシを使ったジビエ料理の試食会を開いた。黒部、魚津両市の飲食店関係者16人が参加し、肉の部位別のおいしい食べ方に理解を深めた。

 組合は昨年設立。両市で捕獲したイノシシを同施設で食肉加工し、「にいかわジビエ」として販売している。試食会は、普及を目指して初めて開いた。

 魚津市の「お宿いけがみ」の田村千代志(ちよし)料理長がロースのしゃぶしゃぶ、ヒレの田楽みそ焼き、バラのトマト煮など9品について説明し、参加者が試食した。

 魚津市のホテルで料理長を務める男性(44)は「部位の特徴をしっかり捉えて調理され、食べやすい。変わったものを食べたいというお客さんに提供したい」と話した。同市でスナックを経営する女性(50)は「臭みもなく、つきだしに出したら喜ばれるのではないか」と語った。施設内の見学もあった。

 野村理事長は、県内でのイノシシの豚コレラ感染を不安視して肉の購入を見送る動きもあるとし、「逆風もあるが、こういうイベントを通じて皆さんにジビエに対する理解を深めてもらいたい」と話した。

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