県産ナシ「加賀しずく」の出荷が26日、銚子町のJA金沢市東部集出荷場で始まった。金沢、白山市の生産者が約500キロを箱詰めして市中央卸売市場に運んだ。27日に初競りが行われ、市場デビュー3年目となる今年は昨年の2倍以上となる約20トンの出荷を見込んでいる。
加賀しずくは、滑らかな食感と上品な甘さが特長。今年は8月の高温と適度な降雨で甘く、みずみずしく仕上がったという。
生産者で作る加賀しずく研究会の南和樹副会長(68)は、今年は台風の被害もなく、多くの出荷が期待できるとし「上品な甘さとシャキシャキした食感を楽しんでほしい」と話した。
26日は加賀市の奥谷梨選果場でも出荷作業が行われた。