屋根付きテラス設置工事などリニューアルが進むレインボーライン山頂公園=6月5日

屋根付きテラス設置工事などリニューアルが進むレインボーライン山頂公園=6月5日

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三方五湖レインボーライン山頂公園改修着々 福井県、足湯にカフェも

福井新聞(2019年8月29日)

 2023年春の北陸新幹線敦賀開業を見据え、福井県美浜町と若狭町にまたがる三方五湖有料道路「レインボーライン」山頂公園の大規模リニューアルが大詰めを迎えている。これまでに絶景が一望できる足湯などを設置したが、現在は天候に左右されずに来訪者をもてなすための屋根付きのおしゃれなテラスやカフェを増設している。来年3月末にリニューアルを完了する予定だ。

 山頂公園には雨風をしのぐ施設がなく、悪天候や冬場には客足が途絶えてしまうのが現状。そこで、屋根付きの展望テラスやカフェを複数設け、天候に左右されず絶景を楽しむことができるようリニューアルを図っている。19年度工事では、屋根付きガラス張りの展望施設やカフェなどを3棟新設する。アジアンリゾート風のソファも随所に設置し、リラックスして景色を堪能できるようにする。新設する屋根付きの展望テラスは3棟とも床面積が約70平方メートル。総事業費は国や県、両町が補助し、約3億円。

 リニューアルは施設運営会社レインボーラインが「三方五湖に浮かぶ天空のテラス」を基本コンセプトに昨年から着手している。これまでにリゾート風のウッドデッキテラスや足湯などを整備したほか、カフェメニューを充実させた。この効果で19年度上半期の来訪者数は約22万人で、リニューアル前の17年度同期より約4万人増加している。

 石田靖彦社長は「来訪者の増加数は予想以上だった。リピーターも多い」と手応えを感じている。18年度のリニューアルは全体構想の2割程度と位置付けており、リニューアル完了後の年間来訪者数の目標は50万人としている。

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