ゴーゴーカレーグループが吸収合併するターバンカレーの本店=金沢市広坂1丁目

ゴーゴーカレーグループが吸収合併するターバンカレーの本店=金沢市広坂1丁目

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ゴーゴー ターバン統合 宮森社長「師匠の店残したい」

北國新聞(2019年8月31日)

 ゴーゴーカレーグループ(東京)は10月1日、金沢カレーの老舗ターバンカレー(金沢市)を統合する。ターバンはランチタイムに行列ができる人気店だが、後継者がおらず長期的な事業継続が難しい状況だった。ターバンで修業したゴーゴーの宮森宏和社長(45)が「師匠の店を残したい」と承継を提案。師弟の絆で金沢カレーの「転身」を手助けし、長く愛された老舗の味を守る。
 ゴーゴーはターバンを吸収合併して権利義務を全て引き継ぎ、「ターバンカレー」の店名と味はそのままに営業を続ける。ターバンが金沢市神宮寺3丁目に構える工場は閉鎖し、ルーの製造には同市沖町にあるゴーゴーの工場を使う。
 ターバンは1971(昭和46)年創業。現在は金沢市の広坂1丁目にある本店と糸田2丁目の直営店のほか、長野や京都などにのれん分けした店がある。
 宮森社長はゴーゴー創業前の2003年、ターバンで先代の岡田隆氏(故人)から半年ほどカレー作りのノウハウを学んだ。04年の新宿店オープン時には、ターバン現社長の岡田明氏(54)が開業準備に駆け付けた仲だ。
 14年には宮森氏がターバンなどに呼び掛け、金沢カレー協会を発足。北陸新幹線開業に向けて全国的な知名度向上にも取り組んできた。ゴーゴーは米国にも進出し、国内外で金沢カレーの魅力を発信している。
 金沢カレーの認知度向上とともにターバンの業績は伸び、18年の直営2店の売上高は過去最高の6200万円となった。19年はさらに上回る見込みという。

 一方で、店を運営する家族は高齢化が進み、親族に後継者がいないことが課題だった。21年に創業50周年を迎えるのを前に宮森氏に相談し、合併することを決めた。岡田氏は「苦渋の決断だったが、10年、20年後も店を残したい思いが強かった」と話す。
 ゴーゴーは後継者難に悩む同業者の合併・買収(M&A)に積極的で、17年には金沢市西泉2丁目のインドカレー店「ホットハウス」を承継し、首都圏でのチェーン展開も始めた。
 ゴーゴーは今後、岡田氏を幹部に迎え、ターバンのブランドを生かした商品展開や店舗戦略で事業を拡大する考えだ。宮森氏は「ゴーゴーにとってターバンは実家のようなもの。長く愛されてきた味を、さらに多くの人に届けたい」と話した。

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