葺き替え工事を終えた銅板屋根を見学する関係者=金沢市の尾山神社

葺き替え工事を終えた銅板屋根を見学する関係者=金沢市の尾山神社

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尾山神社本殿屋根「衣替え」 34年ぶり、銅板葺き替え完了

北國新聞(2019年9月7日)

 金沢市の尾山神社で6日までに、本殿の銅板屋根の葺(ふ)き替え工事が完了した。神職や氏子の代表者ら11人が同日、工事現場に組まれた足場から34年ぶりに「衣替え」した屋根を間近に見学し、2023年に控える鎮座150年の節目へ気持ちを新たにした。
 屋根の葺き替えは鎮座150年式年記念事業の本殿改修の一環で、昨年10月に始まった。銅板は縦20センチ、横36・5センチで、約4千枚使われている。古い屋根は老朽化で雨漏りが激しかったという。
 尾山神社は1873(明治6)年、前田利家の神霊を卯辰山麓から金沢城金(かな)谷(や)出丸(でまる)の跡地に遷座して建てられた。本殿の全面的な改修は初めてで、10月中旬に終える。神社では同27日に「本殿遷座祭」、23年10月2~4日に「御鎮座百五十年式年大祭」が行われる。

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