黄色と茶色が色鮮やかなハナオコゼ(左)と、水槽に張り付いているクロコバン(右)

黄色と茶色が色鮮やかなハナオコゼ(左)と、水槽に張り付いているクロコバン(右)

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南方の珍しい生物展示 魚津水族館

北日本新聞(2019年10月2日)

 南方から来遊し、富山湾では珍しい生物の展示が1日、魚津市の魚津水族館で始まった。コバンザメの仲間「クロコバン」、流れ藻に乗って来遊する魚「ハナオコゼ」、カニの仲間「メガネカラッパ」の3種類で、いずれも9月に県内で捕獲された。

 同館によるとクロコバンは初展示。全長約20センチで、名前とは裏腹に色彩変異で体色は白っぽい。流れ藻に乗って来遊するハナオコゼ2匹(全長10~15センチ)は鮮やかな色合いが特徴。いずれも射水市新港沖の定置網で捕獲された。メガネカラッパは目の周りの色が濃く、眼鏡を掛けているように見える。甲羅の幅は約6~7センチ。高岡市の国分沖の刺し網で捕獲された。

 ハナオコゼは産卵し、残る寿命は短いとみられ、同館は「早めに見に来てほしい」と呼び掛けている。

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