米国公演に向け、得意のジャンプを練習する德山さん=金沢市上堤町

米国公演に向け、得意のジャンプを練習する德山さん=金沢市上堤町

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米バレエ公演主役に抜てき 金沢学院高1年、德山さん

北國新聞(2019年10月27日)

 エコールドゥハナヨバレエ(金沢市)に所属する金沢学院高1年の德山琉一(るい)さん(15)が12月、米国のバレエ学校の定期公演で主役を務めることが決まった。得意とするジャンプの美しさが関係者の目に留まり、高評価を受けた。石川県内バレエ団の所属生が海外に招かれるのは珍しい。プロのバレエダンサーを目指す德山さんは「もう一度見たいと思わせる踊りを披露したい」と意気込んでいる。
 德山さんを招いたのは、フロリダに拠点があるサラソタ・キューバン・バレエスクール。12月14、15日にカリフォルニア・ヴェニスで開催される公演で、チャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」の王子役に抜てきされた。
 德山さんは中学3年生だった昨年6月、世界三大バレエコンクールの一つ、米ジャクソン国際バレエコンクールのジュニア男性部門に出場。日本人最年少で予選を通過し、準決勝まで進出した。その際の演技を同バレエスクールのアリエル・セラノ校長が評価した。
 昨年も定期公演への出演依頼はあったが、高校進学を控えた時期のためかなわなかった。今年7月に再度オファーがあり、德山さんが「行かせてほしい」と両親を説得して実現した。
 德山さんは、叔母の德山華代さんが代表を務めるエコールドゥハナヨバレエで、3歳からバレエを習っている。現在、普段は1日2時間のレッスンを週4日、コンクール前はほぼ毎日練習に打ち込むひたむきさで技術を磨いている。
 指導する華代さんによると、德山さんはジャンプや回転、表現力が持ち味。「前向きな性格で、苦しい時でも自分を元気づけて明るく振る舞い、教えたことをすんなりと受け入れる素直さがある」と期待する。
 德山さんは11月1日に日本を出発し、公演が終了するまで世界各地から集まる同バレエスクールの生徒と稽古に励む。くるみ割り人形で最大の見せ場「グラン・パ・ド・ドゥ」を課題に挙げ、「失敗は許されない。自分の実力が出せるよう練習したい」と語った。

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