金沢偕行社(右)と第九師団司令部庁舎を再現した国立工芸館=金沢市出羽町

金沢偕行社(右)と第九師団司令部庁舎を再現した国立工芸館=金沢市出羽町

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国立工芸館、報道陣に公開 金沢、明治期の意匠随所に

北國新聞(2019年11月22日)

 石川県は21日、金沢市出羽町に移転する東京国立近代美術館工芸館の建物を報道陣に公開した。建築工事が完了した国立工芸館には、ケヤキ造りの重厚な階段や漆喰(しっくい)のレリーフなど明治期の洋風建築の意匠が随所に見られ、「美の殿堂」としての風格が漂った。作品の展示や収蔵に必要な環境を整え、2020年東京五輪・パラリンピック開催前にオープンする。
 国立工芸館は日本海側初となる国立美術館で、県立美術館と県立歴史博物館の間に、県と金沢市が33億7千万円を投じて建設した。明治時代に建てられた旧陸軍の第九師団司令部庁舎と金沢偕行社(かいこうしゃ)を渡り廊下でつなぐ。
 地上2階建てで、展示エリアは東京にある現在の工芸館に比べ1割増の780平方メートル、収蔵庫は2割増の480平方メートルとなる。大きく三つの展示室を整備したほか、講演会などに活用する多目的スペース、工芸に関する図書を閲覧できるライブラリーも設けた。
 現工芸館が所蔵する陶磁や漆工などの美術工芸作品のうち7割に相当する1900点以上が移される。約1400点は人間国宝や日本芸術院会員が手掛けた作品となる。

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