福井県大野市南六呂師の円山公園にある小動物園で11月25日、冬期休園に伴うポニーの引っ越しが行われた。5頭は色づいた落ち葉を踏みしめながら畜舎に移動した。
同園は冬の間雪に埋もれるため、毎年この時期、すべての動物を越冬用畜舎に移動させている。この日は市職員ら5人が作業した。
小雨が降る中、手綱を引かれたポニーは畜舎までの道をゆっくり行進。時折「ヒヒーン」といなないたり、道ばたの草をはんだりして屋外の生活を惜しむようにしていた。
市商工観光振興課の澤田利幸主事は「今年は比較的穏やかに引っ越しが終わりほっとしている。来年の春、再び元気な姿を見せたい」と話していた。
動物園は来年4月下旬まで休園する。