福井県勝山市の福井県立恐竜博物館に11月29日、サンタクロースの衣装をまとったフクイサウルスの実物大模型が登場した。今年は盛り上がったラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会にちなみ、楕円球をパスする姿を演出。一足早いクリスマスムードに包まれた。
2012年から毎年企画している。フクイサウルスは全長4・7メートル、高さ2・3メートル。赤い帽子とマント、白ひげで「恐竜サンタ」に変身した。W杯を盛り上げようと、同博物館がつくった恐竜ラグビーチーム「ダイナソーズ」でセンターに起用されており、タックルを受けながら球をつなぐ「オフロードパス」の場面を演出したという。
この日招かれた地元の南こども園の園児13人が模型の除幕、恐竜の電飾が施されたクリスマスツリーなどの点灯を行い、「かっこいい」「きれい」と歓声を上げた。ダンスと歌も披露した。展示は12月24日まで。期間中は館内のショップとレストランでクリスマス関連の商品、メニューを販売している。