マスタードを紹介する森さん(左)と畑谷さん=市内の百貨店

マスタードを紹介する森さん(左)と畑谷さん=市内の百貨店

石川県 金沢市周辺 特産

二塚からしな マスタード3種商品化

北國新聞(2019年12月6日)

 今月中旬から出荷が始まる加賀野菜「二塚からしな」の種を使ったマスタードが二塚地区の主婦グループで商品化され、販路が広がっている。ユズの皮や自家製梅干しを加えた3種の味を展開しており、開催中の百貨店のフェアでも取り扱いが始まった。葉のあえ物など家庭で手軽にできるレシピも広め、女性目線で地元から需要拡大を後押しする。
 二塚からしなは、ピリリとした辛みと鼻を突く香味が特徴。出荷農家は1軒に減少していたが、今季からは2軒に増える。
 マスタードは、森ひろみさん(57)=稚日野(わかひの)町=と畑谷美和さん(52)=専光寺町=の「二塚からしな倶(く)楽部(らぶ)」が手作りしている。県内産の酢と塩で2週間漬け込んだ種をすりつぶし、さらに1週間寝かす。プチプチとした食感と独特の辛みが好評を得ている。
 森さんは、金沢農業大学校に入校した際、二塚からしなの認知度の低さや生産者の減少を実感したことから、販路拡大へマスタード作りを始めた。友人で実家が農家の畑谷さんも仲間入りし、湯涌産ユズの皮や、畑谷さんが漬けた梅干しを入れた商品も考案した。
 11月末に二塚児童館で開かれたイベントでは、地元の親子連れがマスタードを試食し、2人がからしなの甘酒あえの作り方を実演した。店頭やホームページで、からしなの炊き込みご飯などのレシピを紹介する構想も練っている。
 森さんは「いろんな食べ方を提案し、からしなを手に取るきっかけをつくりたい」と話し、畑谷さんは「マスタードは和洋どちらのメニューも合う。若い世代にも親しんでほしい」と期待を込めた。
 マスタードは、香林坊大和で10日まで開催中の「いしかわ農業女子 新鮮野菜即売会」に出展しているほか、JAグリーン金沢、金沢駅構内の金沢百番街「Aガイヤ」などでも取り扱っている。

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