全国からタップダンサーが集う「北陸タップダンスサミット2019in勝山」が12月7日、福井県勝山市内で始まった。国際的に活躍するプロタップダンサーによる講習会や即興で踊るセッションなどがあり、小学生から一般までの愛好家らがタップの魅力を体感した。
勝山市在住のプロタップダンサーの浦上雄次さん(43)=熊本県出身=が北陸のタップダンス界を盛り上げようと企画した。
初日の講習会は、同市片瀬の越前大仏門前町の浦上さんのスタジオ「足音」であった。世界のレジェンドとの共演経験が豊富なみすみSmilie(スマイリー)ゆきこさん=東京都=が約60人を指導した。
初級クラスでは、みすみさんが「音を足に伝えて」「自然に蹴るように体を使って」と声を掛け、音を体で感じて表現することの大切さを伝えていた。タップを習って2年になる勝山北部中2年の川村彩花さんは「大勢の人とステップを踏むのは緊張したけれど、いつもと違う先生や仲間と出会えて楽しく踊れた」と笑顔を見せていた。
8日午後3時半からは、同市片瀬町1丁目の市民交流センターでダンスライブが開かれる。東京や鹿児島などの11チームほか、浦上さんらダンサー4人によるステージもある。浦上さんは「若手からベテランまで全国の精鋭が集まった。いろんなスタイルのタップをぜひ生で見てほしい」と話している。当日2500円。