兼六園の梅林で15日、梅の収穫作業が行われた。もぎ取られた梅900キロは園内にある県金沢城・兼六園管理事務所分室に運び込まれ、床に並べて陰干しされた。
同事務所によると、暖冬の影響で実の成熟が進んでおり、収穫量や品質は例年並みという。
梅林は明治100周年事業で整備され、約3千平方メートルに「白加賀(しろかが)」「摩耶紅(まやこう)」など約20品種約200本が植えられている。この日は庭師や作業員25人がたわわな実を丁寧に摘み取った。収穫した梅は県内の特別支援学校や福祉施設など76カ所に贈られる。