防護服の着脱訓練を行う参加者=輪島市の奥能登広域圏事務組合消防本部

防護服の着脱訓練を行う参加者=輪島市の奥能登広域圏事務組合消防本部

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防護服の脱着法伝授 奥能登2市2町で陸自

北國新聞(2020年6月18日)

 新型コロナウイルス感染防止に向け陸上自衛隊による感染防護訓練が17日、輪島、珠洲、能登、穴水の2市2町で初めて行われた。各市町の病院や消防職員らが、災害派遣要請を受けた陸自第14普通科連隊・金沢駐屯地隊員から防護服の安全な脱着方法を学んだ。
 感染者ゼロが続く奥能登の2市2町で、ノウハウを持つ陸自から実践的な知識や技能の習得を図ろうと、感染予防教育を企画。石川県が災害派遣要請をしていた。
 輪島市の奥能登広域圏事務組合消防本部では看護師や救急隊員、介護施設職員ら約30人が2人1組になり、隊員のデモンストレーションを見ながら防護服や手袋、ゴーグルの着脱を体験した。航空自衛隊輪島分屯基地の隊員もオブザーバーで参加した。
 珠洲市総合病院でも医師や看護師ら32人が指導を受けた。隊員が感染リスクのある場所とない場所を分ける「ゾーニング」の仕方などを解説した。
 能登町役場では参加者43人が隊員から「防護服を脱ぐときは内側に触れない」などと説明を受けた。初めて防護服を着用した町健康福祉課の井上香さん(23)は「一度着用を経験すると万一のときに役に立つ」と話した。
 穴水消防署では消防隊員ら13人が参加し、技術を学んだ。宮坂和秀救急係長は「感染しないよう、しっかりとした技術を身に付けたい」と話した。

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