万葉線株式会社(高岡市荻布)は9日から、同市と射水市を結ぶ路面電車・万葉線のラッピング車両「獅子舞トラム」の運行を始める。同社が昨年12月から募集していた低床車両「アイトラム」の全面車体広告の第1弾。
企業イメージの向上につなげようとJFEマテリアル(射水市庄西町)が応募。多くの人が親しみを持てるよう万葉線沿線で盛んな獅子舞をテーマに、地元の六渡寺、中伏木の両地区の住民と協力してデザインした。
車体は胴幕(カヤ)をイメージ。フロントガラスには獅子頭のイラストをあしらい、車両側面の窓ガラスに獅子取りのてんぐやキリコを描いた。同社の担当者は「高岡、射水らしい獅子舞トラムを見て楽しんでもらい、公共交通を応援したい」と話した。