10万人目の来館者となった若狭町野木小児童ら=8月27日、福井県若狭町の県年縞博物館

10万人目の来館者となった若狭町野木小児童ら=8月27日、福井県若狭町の県年縞博物館

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福井県年縞博物館、開館1年11カ月で入館10万人突破

福井新聞(2020年8月28日)

 福井県若狭町にある県年縞博物館の入館者数が8月27日、10万人を突破した。2018年9月のオープンから約1年11カ月での達成となった。

 10万人目となったのは、宿泊学習の一環で訪れた同町野木小の5年生11人。松井秀幸館長から、年縞定規やクリアファイル、オリジナル缶バッジなどのグッズ8点が全員に贈られた。

 代表でグッズを受け取った女児は3度目の来館。お気に入りは常設展示されている長さ約45メートルの年縞標本で「きれいで見やすいので何回でも見たくなる」と話す。節目の来館者となり「とてもうれしい。これからも年縞について調べていきたい」と話していた。

 同博物館は、地質学や考古学などで年代を決定する世界標準の"物差し"となっている水月湖年縞の魅力を知ってもらおうと開館。約7万年分の年縞標本や年縞から読み取れる気候変動などを解説している。

 松井館長は「地元の子どもたちが10万人目となりうれしい。今後も国内外から愛されるよう、年縞のように地道に努力を積み重ねていく」と話していた。

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