■ベトナムと横浜ネットでつなぎ中継
「ベトナム・ランタンまつりリモート」が5日、滑川市瀬羽町の国登録有形文化財、旧宮崎酒造などで開かれた。滑川を拠点に、ベトナム、横浜市といった国内外のサテライト会場で行われるイベントをネット上で生中継。ウィズコロナ時代に合わせた形で、ランタンで幻想的に彩られた瀬羽町の様子を世界に発信し、ベトナム文化を通じた交流を深めた。(松下奈々)
滑川市のランタンまつりは、ランタン祭りで有名なベトナムの港町ホイアンと瀬羽町の雰囲気が似ていることから、市民や地元商店主らでつくる実行委員会(下村克巳委員長)が2010年から毎年開いた。
瀬羽町を会場にする形は新型コロナウイルス感染防止のため中止とし、代わりにリモート開催にした。
動画投稿サイト「ユーチューブ」で中継し、下村委員長らが第1回からの思い出を振り返りながら進行した。ランタン約120個が飾られた旧宮崎酒造では予約制の写真撮影会と書道パフォーマンスがあった。
ベトナム・ホイアンは新型コロナでロックダウン(都市封鎖)しており、ホーチミンとハノイから現地の様子を中継した。横浜市ではベトナムの楽器トルンの演奏があった。