大きく育ったモコを抱きかかえる金森さん=9月11日

大きく育ったモコを抱きかかえる金森さん=9月11日

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大きくなったね、モコ 魚津の金森さん 子ヤギ親身に育てる

北日本新聞(2020年9月13日)

■親ヤギ高齢、育児できず

 魚津市で中山間地活性化に取り組む団体「小菅沼(こすがぬま)・ヤギの杜(もり)」の代表、金森喜保(きほ)さん(67)=同市鹿熊=は今年、特別な思いで見守るヤギがいる。3月18日に生まれた雄の「モコ」だ。母ヤギが高齢で育児ができなかったため、初めて哺乳瓶でミルクをあげて育てた。「夜泣きしたり甘えたり、人の子どものよう」と金森さん。モコは元気に育ち、野を駆け回っている。

 モコは三つ子で1760グラムで生まれた。母「ベリー」は正確な年齢は不明だが10歳ほど。獣医に診てもらい出産したが、2頭は衰弱して死んだ。ベリーも体調を崩し、子育てできなくなった。

 金森さんは死んだ子の分もモコを大事に育てた。夜は自宅に連れ帰り、寝る時もそばにいた。深夜に鳴き声で起き、ミルクをあげたこともしばしば。モコはよく飲み、すくすくと成長した。一方、ベリーも4月に草を食べ、元気を取り戻した。

 モコは金森さんの後ろを付いて回っていたが、6月には草を食べるようになった。今も、金森さんが名前を呼ぶと「メェメェ」と鳴き、駆け寄ってくる。

 "子育て"が一段落し、金森さんは「草を食べ始めるとあっという間だった。親になる日が楽しみ」と目を細めた。


■27日、「稲作アート」田んぼ刈り取り/参加者募集

 小菅沼・ヤギの杜は27日、魚津市小菅沼の「稲作アート」の田んぼで稲刈りを行う。参加者を募っている。

 田んぼは約19アール。色の違う稲を植えて、市のキャラクター・ミラたんとヤギがエールを送る図柄を浮かび上がらせている。午前9時半開始でマスク、飲み物、着替えを持参し、汚れてもいい服装で参加するよう呼び掛けている。餅つきも楽しむ。

 参加費は大人千円、子ども500円。定員30人で先着順。締め切りは18日。申し込み・問い合わせは金森さん、電話090(3297)7215。

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