自身が考案した戸室石を用いた足湯に漬かる丸山さん=清水町

自身が考案した戸室石を用いた足湯に漬かる丸山さん=清水町

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戸室石の足湯 金沢の工芸作家が製作

北國新聞(2020年9月30日)

 市内特産の戸室石を用いた足湯が、戸室山麓の清水町に登場した。遠赤外線効果を持つ戸室石を敷いた浴槽に漬かって足を温めながら、周囲の豊かな自然や市街地の眺望も楽しめる。新型コロナ禍でも密を避け、安心して入浴できるよう1人用とした。外装には香りの良いヒノキや竹をあしらっており、利用者に「新しい足湯」として癒やしを届ける。
 足湯は戸室石など地元の特産品を使った創作活動に取り組む工芸作家、丸山郁夫さん(65)=清水町=が二つ製作した。自然豊かな場所でリラックスしてもらおうと、妻の順子さんがオーナーシェフを務める清水町の「金沢キッチン」に設けた。
 寸法は縦50センチ、横70センチ、深さ40センチで、簡単に持ち運びできる。浴槽はヒノキ材で組み立て、外装には近隣に生える不要なモウソウチクを配し、自然を感じるデザインとした。
 湯はカセットコンロの火で温める仕組みで、浴槽の底に敷いた清水町で切り出された赤戸室石と青戸室石のブロックを通して放出される遠赤外線が、足の芯から温める。湯水は地中の戸室石からしみ出した井戸水を使う。
 丸山さんは以前から、戸室石が持つ強い遠赤外線効果に着目し、商品開発に取り組んできた。今年2月には浴槽に沈めて使う「入浴用の戸室石」も考案しており、利用者から「湯冷めしにくい」と好評という。
 足湯は10月5日から、金沢キッチンの利用者限定で開放する。丸山さんは「自然の中で癒やされながら、地域の宝である戸室石にも興味を持ってほしい」と話した。

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