天竜峡リゾート(飯田市)は、天竜川に架かる姑射橋(こやきょう)近くで地元産のリンゴを浮かべた恒例の「りんご足湯」を11月末まで開いている。足湯自体は4月から営業しているが、天竜峡がある龍江地区はリンゴの産地として知られており、毎年8月からの期間限定サービスだ。紅葉シーズンには、月に千人ほどが利用するほど観光客に人気のスポットになっている。
2008年にできた。湯船は舟形で幅80センチ、長さ3メートルほど。数人ずつ向かい合って利用できる。天龍峡温泉の源泉を使い、足湯に漬かりながら天竜川のゆったりとした流れを楽しめる。
26日に岐阜県土岐市から家族4人で訪れた黒木ほのかさん(22)は「ちょっと熱めの湯温で、この時季にちょうどいい」と笑顔。「リンゴ狩りも楽しんで、リンゴ尽くしの旅でした」と楽しげだった。
同リゾート社長の西尾久仁男さん(75)は「川の流れの音を聞きながら、舟下りを体験している気分で楽しんでもらえたらうれしい」と話している。
午前10時〜午後5時。1回100円。