シカナンソバを紹介する山根さん(左)と長谷部さん

シカナンソバを紹介する山根さん(左)と長谷部さん

長野県 伊那路 麺類

伊那谷の恵み「シカナンソバ」 具材に鹿肉・山芋・羽広かぶ...

信濃毎日新聞(2020年10月31日)

 伊那市高遠町のそば店「壱刻(いっこく)」店主の山根健司さん(55)と、同市長谷の民宿「ざんざ亭」のジビエ(野生鳥獣肉)料理人長谷部晃さん(47)が、鹿肉など伊那谷の食材を使った「シカナンソバ」を考案した。新型コロナウイルスの影響下、外出を控えがちな県内外の人にも伊那谷の味を楽しんでもらおうと、31日から専用サイトで予約を受け付ける。

 同市長谷の在来種を使ったそばに、鹿の骨やカツオなどでだしを取り、みそやしょうゆを加えたスープを合わせた。そばこうじみそで味付けした鹿の内ももや、山芋、伝統野菜「羽広かぶ」など数種類の具材を添え、「伊那谷の自然を感じられる味わい」(山根さん)に仕上げた。

 30日は市内で試食会があり、長谷部さんは「伊那谷を知らない人にも食べてほしい」。山根さんは「コロナ収束後に伊那谷を訪れるきっかけになってほしい」と話した。

 家で食べられるよう真空パックして発送する形にした。1セット2人前で1万円(税別、送料別)。広報には市内の森林保全・活用に取り組む伊那市ミドリナ委員会も協力しており、11月1日にオンラインで開くイベント「森JOY」で、2人が作り方などを解説する。

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