石川県漁協能都支所の地域ブランド「宇出津港のと寒ぶり」の水揚げが1日、能登町の宇出津港で始まった。同町沖の定置網にかかった重さ10キロ以上の3本にブランドを示すタグが取り付けられ、師走入りした港を活気づけた。
最大は12・8キロで、例年並みの1キロ当たり3千円台後半で取引された。寒ブリ全体では12本が水揚げされ、港は仲買人の威勢のいい掛け声が響き渡った。
能都支所の空林政男参事は「今年は大型が目立ち、形や脂の乗りもいい。最盛期に向け豊漁に期待したい」と話した。
のと寒ぶりは12月~翌年1月に宇出津港で水揚げされ、競りにかけられた形や見た目の良い10キロ以上のブリを認定する。同支所が2007年に商標登録した。