人形をたき上げする氏子=北安江2丁目の安江住吉神社

人形をたき上げする氏子=北安江2丁目の安江住吉神社

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人形供養、異例の12月開催 金沢・安江住吉神社 ステイホームで持ち込み増

北國新聞(2020年12月7日)

 人形供養で知られる北安江2丁目の安江住吉神社で6日、今年最後の人形のたき上げが行われた。例年10月で終了するたき上げは、新型コロナの外出自粛に伴う家財整理などで人形の持ち込みが増え、初めて12月にも実施した。持ち込み件数は例年の1・8倍の662件となった。
 2002年から人形供養を始めた同神社は、毎年3月に開かれる人形感謝まつりを皮切りに、3カ月間に一度のペースで10月までたき上げを実施してきた。
 今年は外出自粛で4月ごろから人形供養に訪れる人が増え始めた。「丁寧に人形供養してもらえる」との評判が広がり、小松、白山、能美市内からも訪れるようになり、例年少なくなる8~10月も人形の持ち込みが後を絶たなかった。
 今年は、ほぼ毎月たき上げを実施し、回数は10回を数え、過去最多だった昨年の5回から2倍に増えた。
 6日は寄せられたひな人形や日本人形、神棚などを境内に集め、菅野佐登志宮司(76)が祝詞を奏上してはらい清めた。氏子が人形を1体ずつ火に投げ入れ、思い出の品に感謝をささげた。

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