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円筒分水槽望む特等席 ポケットパークが完成 魚津

北日本新聞(2020年12月7日)

 魚津市が国登録有形文化財の東山円筒分水槽に隣接して整備を進めてきたポケットパークが完成し、記念式典が6日、同市東山の現地で開かれた。住民ら約30人が出席し、分水槽周辺の美しい景観を望む「特等席」の完成を祝った。

 東山円筒分水槽は1955年、片貝川右岸に完成した。水を三つの用水に公平に分配しており、水利システム近代化の歴史を物語るとして4月に国登録有形文化財となった。正確な円形で周囲の田園風景と調和した美しさから人気が高まる一方、訪問者を迎える設備が十分ではなかった。

 パークは1177平方メートル。分水槽を見下ろす高さ約2メートルの高台を設け、ベンチを置いた。芝生に囲まれた円形の展望広場の大きさを分水槽とそろえ、サイズを実感してもらえるよう工夫した。駐車場を設けたほか、そばを通る県道が県の田園サイクリングコースになっているため自転車ラックも整備した。工事費は1993万円。

 式典では村椿晃市長が「周辺の素晴らしい自然環境を生かした取り組みをさらに進めたい」とあいさつし、石倉彰市議会議長が祝辞を述べた。地元の天神地域振興会が記念品として、分水槽の写真を使ったクリアファイルを市と市教委に各千枚贈った。

 同会の伊田正一会長は「素晴らしいパークが完成しうれしい。既に多くの人が訪れており、受け入れ体制を整えたい」と話した。

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