尾山神社で19日、年末恒例のすす払い神事「清殿(せいでん)祭(さい)」が営まれ、神職が拝殿のほこりを落として、新型コロナウイルスの終息と平和な新年の到来を願った。
すす払いに先駆けて、拝殿で宮司が祝詞を奉上し、巫女が「豊栄(とよさか)の舞」を奉納した。長さ約4・5メートルのクロダケを持った神職ら5人が拝殿のほこりを払った。
齋藤政裕権禰宜(ねぎ)(42)は「安心安全に配慮し、参拝客を迎えたい」と話した。21日は神門のしめ縄を取り換える。
尾山神社は年末年始に分散参拝を促すため、25日から授与品を頒布し、拝殿の参拝客の人数を制限するといった対策を講じる。