優美な舞で新春を彩る芸妓衆=増泉2丁目の春日神社

優美な舞で新春を彩る芸妓衆=増泉2丁目の春日神社

石川県 金沢市周辺 祭り・催し

華やか新春の舞 にし茶屋街芸妓衆、金沢・春日神社に奉納

北國新聞(2021年1月4日)

 にし茶屋街の芸妓(げいこ)衆による舞い初め奉納は3日、増泉2丁目の春日神社で営まれ、黒紋付きに身を包んだ芸妓が優雅な踊りで新年をことほいだ。
 奉納は西料亭組合に加盟する茶屋が持ち回りで行っている。今年は「はん家(や)」が担当し、紗(さ)やかさんと光(みつ)春(は)さんが立方(たちかた)、えみ華(か)さんとゆき葉(は)さんが地方(じかた)を務めた。
 田中正建(まさたけ)権禰宜(ねぎ)が祝詞を奏上し、紗やかさんによる笛の演奏後、立方2人が唄と三味線に合わせて「元日 丑(うし)の春」を舞った。拝殿には参拝客ら約40人が集まり、あでやかな踊りに拍手を送った。
 拝殿には例年、参拝客ら約60人が所狭しと座る。神社は今年、30人分の席を配置するなど新型コロナ感染予防策を講じた。
 舞い初めを終え、紗やかさんは「コロナが早く終息し、世の中が穏やかになるよう踊った」と話した。

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