入賞作などを鑑賞する開場式出席者=金沢市の石川県立美術館

入賞作などを鑑賞する開場式出席者=金沢市の石川県立美術館

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現代美術展 一般公開を前に開場式

北國新聞(2021年3月27日)

 第77回現代美術展(一般財団法人石川県美術文化協会、北國新聞社など主催)の開場式は26日、金沢市の県立美術館で行われた。出席者は、芸術の世界に「新春」の息吹をもたらす現美の幕開けを祝うとともに、若き才能を芽吹かせる文化土壌としての公募展の役割を再確認した。同美術館と金沢21世紀美術館で27日午前9時半から一般公開が始まる。
 あいさつに立った県美術文化協会長の飛田秀一北國新聞社会長は、今年の現美の特徴として高校生、大学生の入選が計52点と例年以上に多かった点を挙げた。
 金沢学院大の18人、金沢美大の16人をはじめ、金沢高から書で9人が入選するなど若手の躍進が目立った。飛田会長は小学生の応募もあったとし、「現美の将来を考えると大変に素晴らしいことだ」と、今後の挑戦に期待を込めた。
 コロナ禍で昨年はさまざまな文化事業が中止となった一方、今年の現美は本展、巡回展ともに例年通り開催する運びとなったことに触れ、「現美開幕で、石川に美術の春が、『新年』がやってきた。どんな影響があろうと、文化立県らしい活動を重ねていきたい」と述べた。
 来賓の谷本正憲知事は「『一年の計は現美にあり』といえる。石川県の美術文化のスタートを切るにふさわしい展覧会であり、多くの方に美術の春を楽しんでいただきたい」、山野之義金沢市長は「毎年の金沢美大の入学式では、まず現美に足を運び、美術の粋を堪能してほしいと伝えている。若い世代に関心を持ってほしい」と祝辞を述べた。
 バイオリンの若松みなみさんとチェロの福野桂子さんによる弦楽二重奏が式典に花を添えた。
 現代美術展は4月13日までで、委嘱と一般の部の6部門・計1135点が展示される。日本画、工芸、書は県立美術館、洋画、彫刻、写真は金沢21世紀美術館が会場となる。
 会期中の平日午後1~2時に作品解説を行う。解説者は次の皆さん。
 ▽29日 十一代大樋長左衛門(工芸)
 ▽30日 石田陽介(彫刻)
 ▽31日 平木孝志(日本画)
 ▽4月1日 嵐直勝(洋画)
 ▽2日 南聖香(書)
 ▽5日 中川宏治(写真)
 ▽6日 山岸一男(工芸)
 ▽7日 土井宏二(彫刻)
 ▽8日 中村徹(日本画)
 ▽9日 安田淳(洋画)
 ▽12日 宇多青莎(書)
 ▽13日 水尾伸子(写真)

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