下條村睦沢のおおぐて湖キャンプ場は５月２２、２３日、野外音楽イベント「ニューポジション」を開く。湖畔の宿泊施設「しらさぎ荘」を営む佐々木春仁さん（３８）らが昨年１０月に続いて企画する音楽イベントの第２弾。湖に突き出た岬の特設ステージを３６０度の湖畔から望める地形を生かした催しで、新型コロナウイルス下で密を避けつつ、湖に響く音楽を楽しめる。

　ライブを披露するのは前回の２倍近い約２０組。喬木村出身の２人を含む３人組バンド「アナログフィッシュ」や、ともにシンガー・ソングライターで飯田市出身のタテタカコさんと松川町出身のサトウリュースケさんら地元関係者が多数出演する。

　会場ではハンモックやスラックラインを楽しめるほか、ボードに立ってパドルで水をかく「ＳＵＰ（サップ）」で水上からもライブを鑑賞できる。シードルや五平もち、木工品、陶器などの販売もある。

　前回は「約５００人が訪れ盛況だった」と佐々木さん。今回は新緑が湖の美しさを際立たせるベストシーズンでの開催と言い、「新型コロナ禍で閉塞(へいそく)感がある中、屋外の気持ちよさを感じて日々の張り合いになれば」と期待する。

　入場無料。駐車料１台千円。問い合わせはキャンプ場（電話０８０・７５５８・３７７２）へ。