式典のフィナーレを飾った「烏山頭踊り」。金沢と台湾で同時に踊った=北國新聞赤羽ホール

式典のフィナーレを飾った「烏山頭踊り」。金沢と台湾で同時に踊った=北國新聞赤羽ホール

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烏山頭踊り 金沢と台湾で同時に披露

北國新聞(2021年5月9日)

 台湾で、金沢で、八田與一(よいち)技師を慕う人々が友好発展へ気持ちを一つに踊った。8日開催された烏山頭(うさんとう)ダムの着工100年記念式典(北國新聞社特別協力)は、フィナーレで参加者が技師ゆかりの「烏山頭踊り」を同時に披露し合い、にこやかに心を通わせた。
 踊りは着工100年記念事業として、技師が残した歌詞に民謡加賀山流家元の加賀山昭さんが曲を付け、金沢市民謡協会所属の兼生(けんしょう)会総師範で北國新聞文化センター講師の兼生千柳(せんりゅう)さんが振りを付けて完成させた。
 両会場のステージに浴衣姿の参加者が並び、加賀山さんの三味線と加賀山紋(あや)さんの唄でスクリーン越しに踊りを繰り広げた。
 踊りの動作には「トンネルを掘る」「大地が潤う喜び」など一つ一つ意味が込められている。両腕を交互に斜めに振り下ろす動きで参加者は「八」の字を表現し、八田技師に感謝をささげた。
 兼生さんは「台湾の方々がとても上手に踊っていて驚いた。振りの意味もしっかり理解していてくれればうれしい」と話した。
 式典では、技師の孫である八田修一さん(63)が台湾側に「ダムや水路を今も大切に使ってもらえ、八田は涙ながらに喜んでいる」とあいさつ。「ガムシャー(感謝)、台湾」と声に力を込めた。
 式典の様子は、台湾の民放「民視テレビ」が台湾全土に向けて生中継した。

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