長野市若穂綿内の高台にある「見晴らし公園」のフジが見頃を迎えている。ハチやチョウが蜜を求めて飛び交う山の斜面約20アールに60本。残雪の北アルプスも望める。暖かな陽気となった12日、一帯を淡い紫色に染める様子を家族連れらが楽しんでいた。
管理する山新田地区活性化プロジェクトが剪定(せんてい)し、周辺の草を刈って整備。大型連休明けに開花を確認した同プロジェクトの戸井清水さん(70)は「きれいに咲いてよかった。毎年楽しみにしてくれている人がいて励みになる」。
妻と訪れた同市三輪の60代男性は「遠方の山々まで見えフジも映える」とほほ笑んだ。来週末まで楽しめそう。