英国出身で外国語指導助手(ALT)のサム・プリチャードさん(39)=小諸市=が、長野市鶴賀緑町のイベントスペース「Lighthouse(ライトハウス)」で、「近未来の日本」を表現した写真展を開いている。撮影した写真を画像編集ソフトで加工した約50点が並ぶ。
プリチャードさんは子どもの頃から日本製のカメラやゲーム機が好きで、「日本は未来的な国だ」と思っていたという。2008年に来日。以降、幼少期に抱いたイメージを基に作品を仕上げている。色や光の濃淡などを調節した幻想的な風景が特徴的だ。
会場には東京スカイツリーや都庁、長野オリンピックスタジアムなどを写した鮮やかなカラー写真を展示。「市〔shi〕ZEN(しぜん)」と題した作品は、ビルが立ち並ぶ東京の景色に、富士山や戸隠山など雄大な山々を合成させている。
15日に鑑賞した東御市北御牧小学校6年の唐沢颯太さん(11)は「実際の建物よりもきれいだった」。入場無料で30日まで(火曜休み)。