古文書や古いたんすを紹介する寺崎さん

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明治天皇の宿泊所紹介 魚津大町の観光案内所

北日本新聞(2021年5月18日)

 明治天皇の宿泊所として知られる魚津の豪商「大梅寺屋(おおばいじや)」(寺崎家)を紹介する展示コーナーが、魚津市大町公民館隣の観光案内所「しんきろう伝伝(でんでん)」に設けられた。10代目の妻、寺崎眞理子さん(同市新角川1丁目)が案内所スタッフになった縁で実現。現存する宿泊した部屋の写真や当時の献立を記した古文書、古いたんすを期間限定で展示する。
 大梅寺屋は寺崎家の屋号で、江戸時代から魚津で、しょうゆ・酒の醸造業を営んだ。当主は町の重職を務めるなど、近世魚津の政治経済に大きな役割を果たした。明治天皇は、北陸巡幸した1878(明治11)年9月29日、寺崎家(現魚津市新角川1丁目)に宿泊した。6代目の與一郎(よいちろう)らが拝謁(はいえつ)したという。

 寺崎さんは昨年から観光案内所「しんきろう伝伝」のスタッフになった。展示は、地域の宝となっており、歴史ある場所を知ってもらおうと、スタッフ有志が企画した。

 しんきろう伝伝には、実際に使われた「行在所(あんざいしょ)」の立て札や部屋の写真、宿泊準備のため下賜された金品の目録などが並ぶ。古いたんすには、明治天皇の宿泊日時を記した墨のメモ書きが貼ってある。魚津市史などの資料も展示している。

 寺崎さんは「身近な場所の歴史を若い人たちにも知ってもらえたらうれしい」と話している。古文書やたんすの展示は8月まで。

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