尺八の音色を響かせながら歩く虚無僧

尺八の音色を響かせながら歩く虚無僧

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開祖しのぶ 尺八の音色 国泰寺 開山忌法要

北日本新聞(2021年6月4日)

 臨済宗国泰寺派大本山・国泰寺(高岡市太田)の開山忌法要は3日、同寺で2日目が行われ、2年ぶりに参拝者が見守る中、虚無僧が列をつくり尺八の音色を響かせながら境内を歩いた。

 国泰寺派の澤大道管長をはじめ、県内外から集まった僧侶20人による読経に続き、虚無僧らが本堂から開祖の座像を祭る開山堂まで歩いた。同寺で研修している尺八団体「妙音会」の13人が虚無僧になり、尺八を吹きながら僧侶を導いた。開山堂では虚無僧が尺八を演奏し、僧侶が読経。来場者は手を合わせたり、写真を撮ったりした。

 10年ぶりに訪れた同市の古川隆司さん(76)は「尺八の音色を聞き、気分が落ち着いた」と話した。

 開山忌法要は開祖・慈雲妙意(じうんみょうい)(清泉慧日(えいにち)国師)の遺徳をしのび、命日の6月3日に合わせて毎年同2、3日に営む。昨年は新型コロナの影響で、一般参拝などを中止。今年の初日は僧侶のみで仏事を行った。

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