谷口吉郎・吉生記念金沢建築館に15日、百年珈琲合同会社(金沢市寺町5丁目)が運営するカフェがオープンする。クラブハウスサンドとコーヒーを一押しとして売り出し、市民や観光客がふらりと立ち寄る憩いの場を目指す。
「百年珈琲the clubhouse KANAZAWA(ザ・クラブハウス・カナザワ)」は、誰もが居心地の良いクラブハウスのような空間がコンセプトのカフェ。能登牛(のとうし)のローストビーフクラブハウスサンド(税込み1350円)と、4種類のコーヒー豆をブレンドした犀川ブレンドコーヒー(450円)が名物メニューとなる。
ハーブティーやフルーツ大福も提供する。月曜定休で、営業時間は午前10時~午後5時。会員制交流サイト(SNS)を通じて開店を周知する。石田政久代表は「カフェだけの利用も可能なので気軽に来店してほしい」と話した。
建築館では、新型コロナによる入館者数の減少で開館時から入居していたカフェが3月に撤退し、同館の設置者である市が新たな運営事業者を募集していた。