須坂市動物園で初めて生まれたトナカイの赤ちゃん(左)

須坂市動物園で初めて生まれたトナカイの赤ちゃん(左)

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トナカイ赤ちゃん初めて誕生 須坂市動物園、試行錯誤10年余

信濃毎日新聞(2021年6月9日)

 須坂市動物園でトナカイの赤ちゃんが初めて生まれた。トナカイの飼育を始めて10年以上になるが、原産地の北米や北ヨーロッパとは風土が異なる中、なかなか繁殖が成功しなかった。飼育方法に試行錯誤を重ねてようやく出合えた赤ちゃんに、飼育員らは自信を深め、さらに家族を増やそうと意気込んでいる。

 赤ちゃんは雌で、4歳の雄「元気」と7歳の雌「ベル」との間に生まれた。担当飼育員の小林哲也さんが5月21日朝に獣舎を訪れた際、体長約50センチ、体重4・9キロの赤ちゃんを見つけた。おなかの膨らみでは妊娠を判断できなかったといい「赤ちゃんを見た時は驚いた」。8日現在、体長約60センチ、体重5・4キロまで成長し、ベルのそばで餌を食べたり歩き回ったりしている。

 同園は2011年からトナカイの飼育を開始。これまでも繁殖を目指してきたが、うまくいかず、餌を食べずに死んでしまう事例もあったという。獣舎内に頻繁に水をまいて体感温度が下がるようにしたり、好みに合わせて餌の収穫地域を変えたりと工夫。小林さんは「飼育のノウハウを磨いてきた」と話す。

 ベルは18年から飼育。元気は20年に秋田市大森山動物園から借りた。第1子が生まれたら同園へ引き渡す条件が付いているため、赤ちゃんが須坂市動物園で暮らすのは親離れするまでの1年ほど。小林さんは「それまでの間、市民にかわいがってもらえるとうれしい」と話している。自園で育てられる第2子以降の誕生も目指したいという。

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